子どもの教育費とどう向き合うか|不安を整理し備えるための考え方

教育資金のイメージ

※この記事は、わが家の経験をもとにした教育費への向き合い方をまとめたものです。必要な教育費は、進路や家庭の状況によって大きく変わります。具体的な金額や制度は、最新情報を確認しながら、ご家庭に合った形で考えてください。

この記事でわかること
  • 子どもの教育費が不安になりやすい理由
  • 教育費を考えるときに大切にしたい順番
  • 教育費のために今の暮らしを削りすぎない考え方
  • わが家が大切にしたい「備え」と「余白」

子どもが生まれてから、お金について考える機会が増えました。

毎月の生活費。
住まいのこと。
老後資金。
子どもの教育費。

子どもが成長していくのは嬉しいことです。

でも同時に、 「この先、どれくらいお金がかかるのだろう」 「ちゃんと備えられるだろうか」 「大学まで行くと、かなり大きなお金が必要なのかな」 と考えることがあります。

教育費について調べると、いろいろな数字が出てきます。 公立か私立か。 自宅から通うのか、一人暮らしをするのか。 大学に進学するのか、専門学校なのか。 習い事や塾にどこまでお金をかけるのか。

条件によって必要なお金は大きく変わります。 だからこそ、調べれば調べるほど不安になる人も多いのではないでしょうか。

私自身もそうでした。

ただ最近は、教育費について考えるとき、必要以上に不安を大きくするのではなく、 わが家としてどう向き合うか を大切にしたいと思うようになりました。

この記事では、子どもの教育費について、不安に飲まれずに備える考え方を整理します。

目次

教育費は「遠いけれど、確実に来る出費」

教育費が不安になりやすい理由は、比較的はっきりしています。

必要になる時期がある程度見えているのに、金額が小さくないからです。

しかも、教育費は今日、明日すぐに必要になるお金ではありません。 何年も先に必要になるお金です。

だから、今この瞬間には実感しづらいのに、頭の片隅ではずっと気になり続ける。

この「遠いけれど、確実に来る出費」という性質が、教育費を少し厄介なものにしているのだと思います。

将来のことだから、まだ何とかなる気もする。 でも、何もしないままでいいのかという不安もある。

教育費は、この中途半端な距離感が難しいのだと思います。

まず大事なのは、不安を大きくしすぎないこと

教育費について考え始めると、つい極端な発想になりがちです。

もっと稼がなければいけない。
今すぐ節約を徹底しなければいけない。
投資でもっと増やさなければ間に合わないかもしれない。

もちろん、備えることは大切です。

でも、教育費のことを考えるたびに今の暮らしが苦しくなってしまうと、本末転倒でもあります。

子どものために備えようとしているのに、親の心の余裕がなくなってしまう。 教育費を用意するために、家庭の空気がいつも張りつめてしまう。 将来のために、今の家族時間を削りすぎてしまう。

それでは、何のための備えなのか分からなくなってしまいます。

だから私は、教育費について考えるとき、まずは 

焦らず、長い時間を味方につけること

 を意識したいと思っています。

教育費は「一括で用意するもの」ではなく「時間をかけて備えるもの」

教育費というと、どうしても大きな金額を一度に用意しなければいけないように感じます。

でも実際には、今日いきなり全額が必要になるわけではありません。 子どもが成長するまでの時間があります。

その時間を使って、少しずつ備えていく。 この考え方が大切だと思います。

たとえば、わが家で意識したいのは次のような順番です。

  1. 家計全体を把握する
  2. 生活防衛資金を用意する
  3. 毎月少しずつ教育費を分けておく
  4. 余裕があれば、長期の資産形成も活用する
  5. 進路が見えてきたら、必要に応じて調整する

最初から完璧な計画を作る必要はありません。

むしろ、子どもの進路や家庭の状況は変わります。 だからこそ、最初に細かく決めすぎるより、修正できる余白を残しておくことが大切だと思っています。

わが家がまず確認したこと

教育費について考えるとき、いきなり大きな金額を目標にすると、不安だけが大きくなってしまいます。

だからまずは、次の3つを確認するだけでも十分だと思っています。

1つ目は、毎月の家計にどれくらい余白があるか。

 教育費は大切ですが、毎月の生活が苦しくなるほど積み立てると、長く続けるのが難しくなります。まずは、無理なく続けられる金額を考えることが大切です。

2つ目は、生活防衛資金がある程度あるか。 

教育費の準備も大切ですが、病気や休職、急な出費に備えるお金も必要です。家族がいる場合、まず生活を守るお金を用意しておくことは、安心につながります。

3つ目は、固定費に見直せるところがないか。

通信費、保険料、車にかかるお金、サブスクなど、毎月出ていくお金を少し整えるだけでも、教育費に回せる余白が生まれることがあります。

教育費を考えることは、単に将来のお金を準備することではなく、今の家計全体を見直すきっかけにもなるのだと思います。

教育費だけを切り離して考えない

教育費は大切です。

ただ、教育費だけを家計から切り離して考えると、かえって不安が大きくなることがあります。

教育費のほかにも、家計にはいろいろな支出があります。

毎月の生活費。 住宅費。 通信費。 保険料。 車にかかるお金。 老後資金。 親の働き方や健康。

教育費だけを見て「これだけ必要だ」と考えると、金額の大きさに圧倒されます。

でも、家計全体で見ると、見直せるところもあります。

たとえば、通信費を見直す。 車を持つかどうかを考える。 保険を入りすぎていないか確認する。 サブスクを整理する。

こうした固定費の見直しで、毎月の余白が少し生まれることがあります。

教育費は、単独で考えるよりも、家計全体の中で考えた方が現実的です。

わが家が大切にしたいのは「備え」と「余白」

教育費について考えるとき、私が大切にしたいのは、 備えと余白 です。

備えとは、将来必要になるお金を少しずつ準備していくことです。

毎月決まった金額を分ける。 児童手当など、子どもに関係するお金をできるだけ残す。 大きな支出が見えてきたら、早めに準備する。

こうした地味な積み重ねです。

一方で、余白とは、お金の面でも気持ちの面でも、何かあったときに慌てすぎないためのゆとりです。

予定通りにいかないことは、きっとあります。

子どもの進路。 習い事。 塾。 親の働き方。 家族の健康。

すべてを最初から計画通りに進めるのは難しいと思います。

だからこそ、完璧な教育費計画よりも、少しずつ修正しながら進められる余白を持つことが大切なのだと思います。

教育費のために、今を削りすぎない

教育費は大事です。 これは間違いありません。

ただ、そのために今の時間や体験を削りすぎないことも、同じくらい大切だと思っています。

子どもにとって大切なのは、将来の進学資金だけではありません。

今、一緒に過ごす時間。 今しかできない体験。 安心して話せる家庭の空気。 親が少し余裕を持って笑っていること。

そういうものもまた、子どもの成長にとって大事な土台なのだと思います。

教育費のために働きすぎて、子どもと過ごす時間がほとんどなくなってしまう。 教育費のために節約しすぎて、家庭の空気がいつも重くなってしまう。

それでは、何のために備えているのか分からなくなってしまいます。

将来のために備えること。 今の暮らしも大切にすること。

この両方のバランスを取りたいと思っています。

お金を準備することは、人生を整えること

私はこれまで、資産形成について考える中で、何度も同じところに戻ってきました。

お金を増やすことそのものが目的ではない。 お金は、人生を整えるための手段だということです。

生活防衛資金を持つのは、何かあったときに家族を守るため。 積立投資をするのは、将来の選択肢を増やすため。 固定費を見直すのは、毎月の不安を少し軽くするため。

教育費も同じです。

数字だけを見ると、不安はいくらでも大きくなります。

でも、お金を準備することによって将来の不安が少しやわらぎ、今の暮らしも少し落ち着くのであれば、その備えには十分意味があると思います。

教育費は、単なる支出ではありません。 子どもの選択肢を広げるためのお金であり、親が落ち着いてその時を迎えるためのお金でもあります。

心の利回りという考え方

投資の世界では、お金に対してどれだけの見返りがあるかを「利回り」という言葉で表します。

この考え方を人生にも少し重ねて考えるようになりました。

教育費のために備えることは、ただ数字を積み上げることではありません。

不安を少し減らすこと。 必要なときに落ち着いて選択できるようにすること。 子どもの進路を考えるときに、親が慌てすぎないこと。 家族が少し穏やかに暮らせること。

そう考えると、教育費への備えもまた、人生の満足度につながる行動なのだと思います。

お金の利回りだけではなく、不安が減ることで生まれる安心や、家庭の中に生まれる余裕まで含めて考える。

そこには、心の利回りがあるのかもしれません。

まとめ|教育費は、不安ではなく向き合うテーマ

子どもの教育費を考えると、不安になることがあります。

でも、不安に飲まれ続ける必要はないとも思っています。

大切なのは、早すぎる正解を求めすぎないこと。 少しずつ備えること。 家計全体で考えること。 生活防衛資金を持つこと。 今の暮らしを削りすぎないこと。 必要に応じて、少しずつ修正していくこと。

教育費は、親にとって大きなテーマです。

けれど、それは恐れるだけのものではなく、家族のこれからを考えるきっかけにもなります。

焦らず、一歩ずつ。

Ponchan
会社員・心の利回り研究所 所員
30代会社員、2児の父です。

家族との時間を大切にしながら、
会社に依存しすぎない人生を作れないか。
そんなことを考えながらブログを書いています。

テーマは
・家族
・働き方
・資産形成
・人生の満足度
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この記事を書いた人

30代会社員 / 2児の父

投資をきっかけに
「心の利回り」という考えにたどり着く。

家族を守りながら会社依存を減らす人生設計を模索中。
趣味はガジェットいじり、文房具収集

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