会社に依存しない人生を作る小さな準備|30代会社員が静かに始めたこと

将来を考えながらノートに書く会社員のイメージ
この記事でわかること
  • 「会社に依存している」と気づいた瞬間
  • 仕事と少し距離を置いてみて分かったこと
  • 会社員のまま始められる5つの小さな準備

会社に依存しているなぁ。

そう気づいたのは、「辞めたい!」と思ったのに、辞められなかったときでした。

仕事がきつい。
働き方を変えたい。

そう思っているのに、転職というカードを切ることができない。

考えるほど動けなくなって、結局「今のままでいるしかない」という結論に戻ってしまいます。
これが、依存だったのだと思います。

すぐに何かが変わるわけではありませんが、
私は今、小さな準備を始めていて、実際に少しずつ変わり始めている実感があります。

この記事では、30代・家族持ち・普通の会社員の自分が、会社に依存しない人生に向けて始めたことを書いてみます。

目次

「辞められない」と感じたとき、依存に気づいた

以前の私は、自分が会社に依存しているとは思っていませんでした。

毎月給料が入る。
社会保険がある。
住宅ローンも組める。

それは「安定」であって、「依存」ではないと思っていました。

ですが、異動で働き方が大きく変わったとき、初めて気づきました。

朝は子どもが起きる前に家を出て、夜は寝たあとに帰る。
仕事はやりがいがないわけではない。でも、家族との時間がほとんどなくなりました。

「この生活を変えたい」と思ったのに、動けない。

転職しても、年収が下がったらローンの負担が重くのしかかってくる。
そもそも自分のスキルが他の会社で通用するのか、自信がない。
家族に「転職したい」と切り出す勇気もない。

つまり、会社を辞めるという選択肢が、事実上存在しなかった。

選んでいるのではなく、選べない。
それが依存だと気づいたのは、かなり苦しくなってからでした。

仕事と少し距離を置いてみた

あるとき、少し仕事と距離を置く時間ができました。

それまでの自分なら、仕事から離れること自体に罪悪感を覚えていたと思います。
「自分がやらなきゃ」「穴を開けたら迷惑がかかる」。そういう義務感に縛られていました。

でも実際に離れてみると、会社は普通に回っていました。

先日、一人で富士山の近くへ旅行に行きました。
思い切って、スマホを自宅に置いていきました。

二日間、仕事の連絡を一切見なかった。
メールもSlackもチェックしなかった。

帰ってきて確認したら、何も問題は起きていませんでした。

以前の自分なら、旅先でもスマホを手放せなかったはずです。
「何かあったらどうしよう」「自分がいないと回らないかもしれない」。
そんな謎の義務感に支配されていたはずです。

でも、結局

自分がいなくても会社は回る。

当たり前のことなのに、離れてみるまで実感できませんでした。

小鳥のさえずりを聞いて、木々の力強さに触れて、いろいろなことを感じた二日間でした。
同時に、「仕事と距離を取ってもいいんだ」と、改めて心から思えた時間でもありました。

会社員のまま始められる5つの小さな準備

会社に依存しないというと、すぐに「独立」「起業」「FIRE」を思い浮かべるかもしれません。

でも、私が始めたのはもっと小さなことです。
会社員のままでも、今日からできること。それを一つずつやっています。

① ブログを始めた

このブログ「心の利回り研究所」は、自分の考えを整理するために始めました。

正直に言えば、もしこれがいつか副業として軌道に乗れば、また別の生き方も考えられるかもしれない、という気持ちもあります。

でも今の段階では、収益よりも大切にしていることがあります。
それは、「会社の外に、自分の名前で積み上がるものを作る」ということです。

会社の中での評価は、会社を辞めた瞬間にゼロになります。
また、会社の看板というものは想像以上に大きいものです。

でもブログに書いた私の言葉は、辞めても私という存在の一部として残ります。

このことが、少し心の支えになっています。

② お金の知識を身につけた(FP3級)

FP(ファイナンシャルプランナー)3級を取得しました。

きっかけは、家計の見直しです。
保険、税金、年金、住宅ローン。会社員として「なんとなく」で済ませていたことを、一度ちゃんと理解したかった。

FP3級は合格率が高く、難易度はそこまで高くありません。
でも、学んだ内容は実生活にそのまま使えるものばかりでした。

FP3級で学べること実生活での活かし方
ライフプランニング教育費・老後資金の見通しを立てる
リスク管理(保険)不要な保険を見直し、固定費を削減
金融資産運用NISAやiDeCoの仕組みを正しく理解
タックスプランニング確定申告、年末調整の理解
不動産住宅ローンの仕組みを理解
相続・事業承継将来の家族への備え

お金の知識があると、「会社を辞めたらどうなるか」をざっくりでもシミュレーションできるようになります。
漠然とした不安が、具体的な数字に変わる。それだけで、判断がしやすくなりました。

▶ 関連記事:会社員のうちに整えておきたい資産形成の4つの土台

③ 語学を勉強している

英語(TOEIC)、韓国語、ベトナム語を勉強しています。

「なぜその3つ?」と思われるかもしれません。

英語は仕事で使う場面があるので、実務的な理由です。
韓国語とベトナム語は、少し違う動機で始めました。

日本で暮らす外国人の中で、韓国語話者とベトナム語話者はとても多い。
今後、翻訳や通訳はAIがかなりの精度でこなすようになると思います。
でも、心に通じるコミュニケーションは、自分の口から出る言葉でしかできない。

YouTubeで多言語学習を発信しているKazu Languagesさんの影響もあります。
相手の国の言葉で話しかけると、相手の表情が変わる。
言語を学ぶことは、世界の見え方を広げてくれるだけでなく、人とのつながり方も変えてくれる。
そう感じています。

すぐに仕事に直結するかは分かりません。
でも、「会社の外でも使えるスキル」を持っているという感覚は、依存を少し薄めてくれます。

④ 別の働き方の選択肢を調べ始めた

今の会社を辞めるかどうかは、まだ分かりません。
でも、「ここ以外の選択肢」を知っておくことには意味があると思っています。

たとえば、特別区(東京23区)の公務員には、民間企業の経験者を対象にした採用枠があります。年齢制限も広いため、一つの選択肢として残してあります。
都市計画や文化交流といったテーマに以前から関心があったこともあり、少しずつ情報を集め始めました。

転職サイトに登録して市場を眺めることも、一つの「準備」です。
実際に応募しなくても、「自分のスキルに値段がつく」という事実を知るだけで、気持ちが変わります。

大事なのは、今すぐ動くことではなく、「動ける状態」を作っておくことです。

▶ 関連記事:会社を辞めたいと思うのは甘えなのか|自分を責める前に整理したい5つのこと

⑤ 生活の土台を整えた

ここまでの①〜④は、どちらかと言えば「攻め」の準備です。
でも、いちばん大切なのは「守り」の方でした。

具体的には、

  • 生活防衛資金として生活費1年分を現金で確保した
  • 固定費を見直して、月々の支出を数万円削減した
  • NISAで毎月コツコツ積み立てを続けている

この土台があるから、「辞めても、しばらくは大丈夫」と思える。
その安心感が、ブログも語学も、小さな挑戦を続ける土台になっています。

▶ 関連記事:生活防衛資金はいくら必要?|家族がいる会社員が貯めた方法と目安額

大きく変えなくても、選択肢は増やせる

会社に依存しない人生と聞くと、大きな決断が必要に思えます。

独立する。起業する。FIREする。
でも、そんなドラマチックなことをしなくても、小さな準備を積み重ねるだけで、見える景色は変わります。

ブログを始めた。
FP3級を取った。
語学を勉強している。
別の働き方を調べ始めた。
生活の土台を整えた。

どれも、会社員のまま、今の生活を壊さずにできることばかりです。

私はまだ途中段階にいます。
正直何か大きな成果が出たわけでもありません。

でも、仕事と少し距離を置いてみて、気づいたことがあります。

仕事と距離を置いて気づいたのは、自分を縛っていたのは会社ではなく、自分自身の思い込みだった、ということです。

だったら、そのエネルギーを、少しずつ自分の人生の選択肢を広げることに使いたい。

今はそう思っています。

大きく変えなくていい。
小さく始めて、静かに続ける。
それが、会社に依存しない人生への、いちばん現実的な第一歩だと思っています。

Ponchan
会社員・心の利回り研究所 所員
30代会社員、2児の父です。

家族との時間を大切にしながら、
会社に依存しすぎない人生を作れないか。
そんなことを考えながらブログを書いています。

テーマは
・家族
・働き方
・資産形成
・人生の満足度
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この記事を書いた人

30代会社員 / 2児の父

投資をきっかけに
「心の利回り」という考えにたどり着く。

家族を守りながら会社依存を減らす人生設計を模索中。
趣味はガジェットいじり、文房具収集

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