- auから格安SIMに乗り換えた理由と、最初の不安
- 6社を使って分かった、それぞれの特徴と向いている人
- 今の2回線体制(楽天モバイル+IIJmio)に落ち着いた理由
- 通信費を下げることが、固定費削減でかなり大きい理由
私は初めて携帯電話を持った高校時代から、ずっとauを使っていました。
特に不満もなかったし、乗り換えるきっかけもなかった。
月に6,000円、やがて8,000円近くを、何年も払い続けていました。
それが今は、月3,000円前後です。
この間に、mineo、楽天モバイル、日本通信SIM、ahamo、IIJmioなど、通信費を抑えられるサービスをいくつも試してきました。
正直、面倒でした。
でも、年間で約6万円浮く。
それが何年も続く。
そう考えると、やる価値はかなり大きかったと思います。
先に結論を書くと、通信費を下げたい人にとっては、日本通信SIMか楽天モバイルが有力な選択肢になりやすいと思います。
とにかく安さを重視するなら日本通信SIM
楽天経済圏を使っていて、Wi-Fi中心で月ごとの通信量に波があるなら楽天モバイル
実際に6社を使ってみて、自分はそう感じました。
※この記事では、狭い意味での格安SIMだけでなく、楽天モバイルやahamoのような通信費を抑えやすいオンライン系プランも含めて書いています。
※料金やプラン内容は、契約当時のものをベースに書いています。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
auに月8,000円を払い続けていた
高校時代にauで契約して以来、長くそのままでした。
当時の月額は約6,000円。
プランが変わったり、データ容量が増えたりして、気づけば月8,000円近くになっていました。
年間にすると約96,000円。
10年で約100万円です。
振り返ると、かなり大きな金額です。
でも当時は、「スマホ代ってこんなものだろう」と思っていました。
周りも3大キャリアを使っている人が多かったですし、格安SIMを真剣に検討したこともありませんでした。
格安SIMに乗り換えた理由
きっかけは、結婚でした。
二人の家計を見直す中で、毎月の固定費を洗い出した。
家賃、保険、光熱費、通信費。
その中で、「通信費って、こんなに高かったのか」と気づきました。
夫婦で月16,000円。
年間で約19万円。
これが格安SIMに変えるだけで、かなり下がる。
食費を削るより、ずっと楽で、ずっと効果が大きい。
それに気づいたのが、乗り換えの始まりでした。
6社を使って感じたことを先にまとめると
まずは、実際に使ってきた6社をざっくり整理すると、こんな印象です。
- mineo
安さと仕組みの面白さが魅力。昼はやや遅いけれど、軽い使い方なら十分。 - 楽天モバイル(1回目)
新規参入時の勢いとキャンペーンは魅力的。ただ、当時は電波面に不安がありました。 - 日本通信SIM
とにかく安い。コストパフォーマンス重視ならかなり強い。 - ahamo
通信品質と大容量は安心。ただ、Wi-Fi中心の生活だとオーバースペックになりやすい。 - IIJmio
サブ回線として優秀。eSIMや機種キャンペーンも魅力的。 - 楽天モバイル(2回目)
楽天経済圏との相性が良く、使った分だけ安くなる段階制が自分には合っていました。
細かい違いはありますが、全体として感じたのは次のことです。
- 安さ最優先なら、日本通信SIMやIIJmioはかなり強い
- 楽天経済圏なら、楽天モバイルは相性がいい
- 大容量が必要なら、ahamoのようなプランも選択肢になる
- 昼の速度は、会社によって差が出やすい
ここからは、実際に使った順にもう少し詳しく書いていきます。
6社を渡り歩いた遍歴
① mineo(7GB:1,518円)
au → mineo / 格安SIM1社目
最初に選んだのはmineoでした。
きっかけは、パケットタンクのような「助け合い」の仕組みに惹かれたからです。
余ったデータを入れて、足りないときはもらう。
こういう発想が面白いと思いました。
実際に使ってみると、月額はかなり下がりました。
1Mbpsで使い放題のプランもあり、動画を大量に見なければ十分実用的でした。
ただ、昼の通信速度はたしかに遅くなります。
LINEや電話は問題なくても、SNSやブラウザは少しもたつくことがありました。
それでも、「格安SIMでも意外と普通に使える」と最初に実感させてくれたのはmineoでした。
② 楽天モバイル(1回目)
楽天の通信事業参入時に乗り換え
次に試したのが、楽天モバイルです。
楽天が携帯事業に参入したタイミングで、ちょっと面白そうだと思ったのがきっかけでした。
「楽天mini」という小さなスマホに惹かれたのも正直な理由です。
当時はキャンペーンも強く、楽天ポイントの恩恵もありました。
ただ、その頃はまだエリアが弱く、地下やビル内で電波が怪しい場面がありました。
今よりかなり発展途上の印象でした。
③ 日本通信SIM(20GB:1,390円+5分かけ放題)
コスパ最強を求めて
日本通信SIMは、単純に安さに惹かれて使ってみました。
これはかなり衝撃でした。
「通話込みでこの金額なのか」と思った記憶があります。
今まで使った中でも、コストパフォーマンスはかなり高い部類でした。
昼の通信速度は若干遅めですが、慣れると「こんなものかな」と思える範囲です。
とにかく毎月の通信費を下げたい人には、かなり強い選択肢だと思います。
④ ahamo(30GB:2,970円+5分かけ放題)
子どものキッズケータイがきっかけで乗り換え
ahamoにしたきっかけは、子どものキッズケータイでした。
同じdocomo系列にしないといけないと思い込んで、自分もahamoに乗り換えたのですが、後からそれは勘違いだったと分かりました。
実際に使ってみると、通信品質はかなり安定していました。
30GB使えるので、容量面でも安心感があります。
ただ、自宅にWi-Fiがある生活だと、30GBを使い切ることはほとんどありませんでした。
わが家には明らかにオーバースペックでした。
たくさん使う人には良いですが、通信費を絞りたい人には少し強すぎるプランかもしれません。
⑤ IIJmio(データeSIM 5GB:650円)
データ専用SIMとして追加
IIJmioは、テザリング専用のサブ回線として追加しました。
データ専用5GBのeSIMが650円とかなり安く、サブ回線としてかなり優秀です。
通信品質も特に不満はなく、MNPで端末を安く買えるキャンペーンも魅力的でした。
「メインではなく、補助回線として安く持ちたい」という人にはかなり向いていると思います。
⑥ 楽天モバイル(2回目:段階制、最大2,980円)
現在のメイン回線
今は、楽天モバイルに戻っています。
理由はシンプルで、楽天経済圏で生活していることと、使った分だけ料金が変わる段階制プランが自分の使い方に合っていたからです。
自宅にいる時間が増えて、Wi-Fi中心の月は通信量も少ない。
そうすると、自動的に料金も安くなります。
楽天ポイントで支払えるのも大きいです。
以前より電波もかなり改善されたと感じています。
ただ、地下や一部のビル内では、まだ少し怪しい場所があります。
ここは今後も気になるポイントです。
今の2回線体制に落ち着いた理由
現在は、**楽天モバイル(メイン)+ IIJmio(サブ)**の2回線体制です。
月額は2つ合わせて約3,000円。
au時代の月8,000円と比べると、月5,000円、年間で約6万円の削減です。
楽天モバイル(メイン)
- 用途:通話・メインのデータ通信
- 端末:iPhone
- 料金:使った分だけの段階制(最大2,980円)
- 選んだ理由:楽天経済圏との相性が良く、Wi-Fi中心の月は自動的に安くなるから
IIJmio(サブ)
- 用途:テザリング専用
- 端末:Xperia(過去の端末を再利用)
- プラン:データeSIM 5GBで650円
- 選んだ理由:サブ回線として安く、テザリング専用にちょうどよかったから
メインのiPhoneでテザリングを多用すると、バッテリー劣化が進みやすい。
そのため、以前使っていたXperiaをテザリング専用機として再利用しています。
古い端末も、こうして使い道を見つけると無駄にならない。
これは、いろいろ試してきた中で身についた感覚でした。
遅いのは本当? 実際に使って感じたこと
格安SIMへの乗り換えで、いちばんよく聞く不安は「通信速度が遅いのでは?」ということです。
正直に言うと、昼は遅くなることがあります。
特にmineoや日本通信SIMでは、昼12時台や夕方の混む時間帯に速度が落ちました。
動画やSNSのスクロールが少しもたつくことはあります。
ただ、LINEや電話は問題ありません。
メールも、地図アプリも、普通に使えます。
そして使ってみて気づいたのは、遅い時間帯は意外と「工夫で何とかなる」ということでした。
スマホが遅いなら、Kindleでオフラインの本を読む。
YouTubeが重いなら、事前にダウンロードした動画を見る。
そうやって、通信速度に依存しない過ごし方が自然にできるようになりました。
不便がゼロとは言いません。
でも、「思っていたほど困らない」というのが正直な感想です。
格安SIMにして良かったこと、意外な副産物
キャリアメールがなくても困らなかった
乗り換え前に一番不安だったのは、ezweb.ne.jpのようなキャリアメールが使えなくなることでした。
でも、Gmailに移行してみたら、むしろ便利でした。
端末を変えても使えるし、パソコンでも見られる。
困ったことは一度もありませんでした。
自由に選び直せるようになった
以前は、更新月や違約金を気にしていました。
今はその縛りがかなり薄くなり、「合わなければまた変えればいい」と考えやすくなりました。
この身軽さは大きいです。
機種選びも自由になった
キャリアに縛られず、自分が本当に使いたい端末を選びやすくなりました。
以前はiPhoneとAndroidを行き来していましたが、今はMacBookやiPadとの連携を考えてiPhoneを使っています。
通信会社と端末の選び方を切り離せたのは、かなり大きかったと思います。
妻には勧めるのをやめた
妻はワイモバイルを使っています。
以前は「もっと安いところに変えたら?」と勧めていました。
でも、「面倒くさい」と言われてからは、あまり強く言わなくなりました。
正直、通信費は一度見直すだけで効果が大きいので、もったいないとは感じます。
ただ、本人にその気がない状態で強く勧めても、うまくいかないことも分かってきました。
家計の見直しは大事です。
でも、パートナーに強制するものではない。
自分がやって見せて、結果を出す。
必要なら、そのときに一緒に考える。
そのくらいの距離感のほうが、わが家には合っています。
3大キャリアに月8,000円を払い続ける意味
最後に、少しだけ踏み込んで書きます。
今の自分の使い方では、3大キャリアに月8,000円近く払う必要はあまり感じなくなりました。
もちろん、通信品質は高い。
エリアも広い。
サポートも手厚い。
そこに価値を感じる人がいるのはよく分かります。
ただ、自分が6社を使ってきた実感として、日常生活で本当に困る場面はそこまで多くありませんでした。
LINEができる。
電話ができる。
地図が見られる。
Kindleが読める。
それで月3,000円前後です。
住居費や保険料は、見直しに時間がかかります。
でも通信費は、やる気になればかなり短時間で変えられる固定費です。
食費を削って毎日我慢するより、通信費を見直して月5,000円浮かせるほうが、暮らしの満足度を下げずに資産形成を進めやすい。
自分はそう感じています。
固定費削減の優先順位
住居費、保険料、通信費。この3つは、見直したときの効果が大きい固定費です。
中でも通信費は、手続きだけで改善しやすいので、比較的取り組みやすい項目だと思います。
どんな人に格安SIMが向いているか
最後に、実際に使ってきた感覚から整理すると、こんな人は格安SIMやオンライン専用プランに向いていると思います。
向いている人
- 自宅や職場にWi-Fiがある
- 昼の通信速度に多少差があっても困らない
- キャリアショップの対面サポートが必須ではない
- 通信費をまず下げたい
3大キャリアのほうが向いている人
- 通信の安定性を最優先したい
- 混雑時間帯に動画や重い通信をよく使う
- ショップでのサポートが必要
- 家族割や光回線セットで大きく安くなっている
どちらが正しい、ではありません。
自分の使い方に合っているかどうかだと思います。
まとめ|面倒さは一時、固定費の削減は一生
6社を振り返ると、正直かなり面倒でした。
SIMカードを入れ替えて、設定を変えて、プランを比較して。
何度もやると、さすがに「もういいかな」と思う瞬間もあります。
でも、au時代の月8,000円が、今は月3,000円前後。
年間で約6万円。10年なら約60万円です。
その面倒さと引き換えに、これだけの固定費が浮いている。
浮いたお金は、積立投資に回したり、家族との体験に使ったりできます。
格安SIMは、完璧ではありません。
通信が遅い時間帯もあるし、電波が怪しい場所もあります。
それでも、自分にとっては十分でした。
面倒さは一時。固定費の削減は一生。
もし今、通信費が高いと感じているなら、まずは1社だけでも試してみる価値はあると思います。
合わなければ、また変えればいい。
今はそのハードルが、昔よりずっと低くなっています。




コメント