- 埼玉では必要だった車を、東京で手放した理由
- 車を手放して浮いた固定費と、代わりの移動手段
- 4人家族で車なし生活をして感じた不便と意外な変化
- 車を手放すか迷ったときの判断基準
20代の頃、埼玉で一人暮らしをしていたときは、車は生活の一部でした。
スーパーに行くにも、友人に会いに行くにも、車があるほうが圧倒的に便利でした。
郊外の駅から徒歩圏内のアパートに住んでいましたが、車なしの生活はあまり想像できませんでした。
でも、結婚して東京に引っ越すことが決まってから、その感覚が変わりました。
マンションの駐車場は月2万円。
出かけた先のコインパーキングも高く、少し停めただけですぐに1000円を超える。
それなのに、使うのは主に土日だけ。
悩んだ末に、車を手放しました。
結論から言うと、思ったほど困りませんでした。
むしろ、手放したことで家計だけでなく、暮らし方まで少し変わったと感じています。
埼玉では車が必要だった
20代の約5年間、埼玉県で一人暮らしをしていました。
住んでいたのは駅から徒歩圏内のアパートでしたが、郊外の駅だったので、スーパーやホームセンターに行くには車があるほうが便利でした。
埼玉では、ロードサイドのお店が発達しています。
大きな駐車場を持つショッピングモール、ドラッグストア、家電量販店。
生活の多くが「車で行く」前提で成り立っていました。
中古で買った車でしたが、5年間のほとんどを一緒に過ごした相棒です。
休日のドライブ。
深夜のコンビニ。
旅行や遠出。
いろいろな場所に一緒に行きました。
正直、かなり愛着がありました。
東京に引っ越して、車の維持費に疑問を持った
結婚して東京に引っ越すことが決まると、車を取り巻く環境は一変しました。
いちばん大きかったのは、駐車場代です。
わが家のマンションでは、駐車場が月2万円。年間にすると24万円です。
さらに、出かけた先でも駐車場代が高い。
都内では20分300円のようなコインパーキングも珍しくなく、少し停めただけですぐに1000円を超えてしまいます。
路上駐車もすぐに違反切符の対象になるので、気軽に停めることもできません。
一方で、車を使うのは主に土日だけ。
平日は電車で通勤しているので、車はほとんど駐車場に停まったままです。
なお、車を手放したのは、まだ子どもが生まれる前です。
内見の段階で駐車場代も見積もってもらっていたので、東京に引っ越すと決めた時点で、車は売りに出しました。
便利ではある。
でも、週末しか使わない車にこれだけの固定費をかけるのは、わが家には見合わないと感じました。
愛着のある車を手放した日
手放す決断をするまでには、正直かなり迷いがありました。
5年間、一緒に過ごした車です。
中古で買った車でしたが、いろいろな思い出が詰まっていました。
手放したくない気持ちは、たしかにありました。
それでも、現実の負担は大きかった。
都内の駐車場代、コインパーキング代、保険、税金、車検。
使用頻度に対して、かかるお金がどう考えても重すぎました。
最後は、下取りをしてくれる工場へ車を持ち込みました。
買取のお金を受け取って、電車で帰った。
あの帰り道は、少し寂しかったのを覚えています。
車を手放して浮いた金額
車を持っていた頃にかかっていた費用を、ざっくり振り返るとこんな感じです。
- マンションの駐車場代:月2万円(年24万円)
- ガソリン代:約3000円/月(年約3万6000円)
- 自動車保険:年数万円
- 自動車税:年数万円
- 車検:2年に1回で10〜20万円ほど
細かい差はありますが、少なく見積もっても年間で数十万円。
駐車場代だけで24万円かかるので、保険や税金、車検まで含めると、わが家では年40万円前後のインパクトがあったと思います。
この固定費が丸ごと軽くなったのは、家計にとってかなり大きかったです。
浮いたお金の一部は、その後の積立投資や家族の体験に回しやすくなりました。
車の維持費を払っていた頃よりも、お金の使い方を自分たちで選びやすくなった感覚があります。
レンタカーとカーシェアで十分だった
車を手放した後は、必要なときだけレンタカーやカーシェアを使っています。
使う頻度は、月に1回あるかないか。
日帰りなら4000円ほどにガソリン代、1泊でも7000円程度にガソリン代、ということが多いです。
つまり、月に1回使ったとしても、毎月2万円の駐車場代を払い続けるよりはかなり軽い。
毎日使うわけではないわが家にとっては、「持つ」より「必要なときだけ借りる」ほうがずっと合理的でした。
車検や保険のことを考えなくていい。
故障やメンテナンスの心配もしなくていい。
マイカーにはマイカーの良さがあります。
でも、月1回程度の利用なら、レンタカーやカーシェアのほうが気持ちも家計も軽いと感じています。
よく使うのはニコニコレンタカーです。
格安で借りられるので、必要なときに使いやすい。
短時間の利用が多いなら、タイムズカーシェアのようなサービスも便利だと思います。
車がなくて困ること
正直に書くと、車がなくて困る場面はゼロではありません。
たとえば郊外へ出かけるとき。
徒歩で駅まで行き、電車に乗って、さらに現地でレンタカーを借りる、というルートになることがあります。
そういうときは、やはり「最初からマイカーがあれば楽だな」と思います。
大きな買い物をするときも同じです。
家具や大量の食料品など、荷物が多い日は車があると便利だと感じます。
ただ、その一方で、わが家には別の事情もあります。
子どもが車酔いしやすいので、長時間の車移動がそもそもあまり向いていません。
「車があれば全部解決する」というわけでもないのです。
総合的に考えると、今のわが家には、車を持たずに必要なときだけ借りる形のほうが合っていると感じています。
子どもが路線図で行き方を考えるようになった
車を手放して感じた変化は、家計だけではありませんでした。
思いがけず、子どもの行動にも変化がありました。
わが家では、子どもが生まれる前に車を手放しました。
そのため、子どもは最初から「家に車がある生活」を知らずに育っています。
だから「車がない」ことに対して、特に不満を感じている様子はありません。
友達の家に車があっても、そこまで気にしていないようです。
むしろ面白いのは、子どもが路線図を見て行き方を考えるようになったことです。
「ここに行くには、何線に乗って、どこで乗り換えればいいのかな?」
子ども用の路線図を広げて、自分で調べている。
これは、車があったら生まれなかった習慣かもしれません。
電車の路線を理解して、乗り換えを考えて、目的地までたどり着く。
小さなことですが、こういう力は東京で暮らす中で意外と大事だと思っています。
車がないことをデメリットだと思っていた時期もありました。
でも実際には、別の形で子どもの成長につながっている面もありました。
車を手放すかどうかの判断基準
車を手放すべきかどうかは、その人の暮らし方によって違います。
「車は不要」と一概に言うつもりはありません。
地方に住んでいれば、車なしの生活が現実的ではないことも多い。
車そのものが好きな人にとっては、維持費に見合う価値があると思います。
ただ、もし資産形成や固定費の見直しを考えていて、次の条件に当てはまるなら、一度検討してみる価値はあるかもしれません。
こんな場合は、車を手放すことを検討してもいいかもしれない
- 駅、スーパー、病院が徒歩や自転車で行ける範囲にある
- 車の使用頻度が月に数回以下
- 駐車場代が高く、固定費の負担を感じている
- 近くにレンタカーやカーシェアの拠点がある
- 子どもがいても、普段の移動は電車や自転車で足りている
車は便利です。
それは間違いありません。
でも、その便利さの裏側にかかっている固定費を計算してみると、想像以上に大きいことがあります。
その固定費を、積立投資や教育費、家族との体験に回せるとしたら。
車の見直しは、家計にとってかなり大きな一手になると思います。
まとめ|手放してみたら、思ったほど困らなかった
5年間一緒に過ごした車を手放すのは、やはり寂しかったです。
愛着もありましたし、便利だったのも事実です。
でも、手放してみたら思ったほど困りませんでした。
移動の多くは電車と自転車で足りる。
必要なときだけレンタカーを借りればいい。
固定費はかなり軽くなった。
子どもは路線図を見て、自分で行き方を考えるようになった。
車を手放すことは、不便を受け入れることだと思っていました。
でも実際には、暮らし方を見直すきっかけでした。
本当に必要なものは何か。
どこにお金をかけると、満足度が高いのか。
そう考えるようになったこと自体が、わが家にとっては大きな変化だったと思います。
車を手放すかどうかは、その人の価値観と暮らしの環境次第です。
でも、もし迷っているなら、「なくても意外となんとかなる」というひとつの実例として、この記事が参考になればうれしいです。




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