- わが家が備蓄を始めたきっかけ
- 避難用リュックの中身(全アイテムリスト)
- 家庭で備蓄している食料・水・防災グッズ
- マンション暮らしの収納方法
- 失敗したことと、その対策
防災備蓄を始めたのは、子どもが生まれてからです。
それまでも何となく「やらなきゃ」とは思っていました。
でも、独身の頃は「自分一人ならなんとかなる」と、どこかで思っていた。
子どもが生まれて、その考えが変わりました。
この子たちに、辛い思いはさせられない。
とはいえ、わが家の備蓄が完璧かと言えば、全然そんなことはありません。
賞味期限を切らしたこともあるし、子どもの成長に追いついていない部分もあります。
この記事では、マンション暮らし・子ども2人のわが家が、実際に何を・どれくらい・どうやって備蓄しているかを、商品名も含めて具体的に書いてみます。
備蓄を始めたきっかけ
私が初めて防災を意識したのは、2011年の東日本大震災でした。
テレビで見た避難所の光景が、強く記憶に残りました。
あの映像を見て、「何かあったとき、自分は大丈夫なのか」と初めて考えました。
ただ、当時はまだ学生。もちろん独身で、意識が芽生えた程度。具体的な行動には移せていませんでした。
本格的に備蓄を始めたきっかけは2つです。
1つ目は、子どもが生まれたこと。
自分一人なら多少の不便は我慢できる。でも、小さな子どもにはそれができない。
水がない、食べ物がない、おむつがない。そういう状況を想像したとき、「準備しなければ」という気持ちが切実になりました。
2つ目は、コロナ禍の経験。
2020年、マスクやトイレットペーパーが店頭から消えました。
地震のような一瞬の災害ではなく、徐々に日常が崩れていく経験。
あれで「日頃の準備がどれだけ大切か」を改めて実感しました。
避難用リュックの中身
わが家はマンション暮らしです。
いざ避難が必要になったとき、最低限のものを持って出られるよう、
避難用リュックを玄関近くに置いています。
●リュック:CabinZero Classic 42L(黄色)
このリュックを選んだ理由は2つ。軽量なのに容量が大きいことと、比較的お手頃な値段。
安価なリュックはいくつもありますが、すぐに壊れた経験があるため、信頼性も加味して選びました。
デイリーユースは考えていません。あくまで緊急時専用です。黄色にしたのは、避難時に視認性が高い方がいいと考えたからです。
この中に入れているものは、以下の通りです。
| アイテム | 商品・詳細 | 選んだ理由 |
|---|---|---|
| 食料 | えいようかん(井村屋) | 長期保存可能。1〜2日を凌ぐため。足りなければ自宅に戻るつもり |
| 水 | 10年保存水 400ml×24本(ラベルレス) | 10年持つので管理が楽。ラベルレスでゴミも少ない。持っていくのは数本。最低限必要な量だけ。 |
| 手回しラジオ | SONY 手回し充電ラジオ | AM/FM受信、懐中電灯、スマホ充電、ソーラーパネルを1台で兼用 |
| 懐中電灯 | なるべく明るく軽いもの | ラジオとは別に、照らすことに特化したものを1本 |
| ホイッスル | 防災ホイッスル(ストラップ付き5個セット) | 大声より確実に大きな音が出せる。家族全員分 |
| 救急セット | 防災士監修ファーストエイドキット 27点 | 基本的な応急処置用品+緊急用ハンマーが入っている |
| 筆記用具 | ノート、ペン | 連絡先や伝言を書くため |
| 小銭入れ | 少量の硬貨 | 停電時は電子決済が使えない。公衆電話用にも |
💡 「足りなければ取りに戻る」という考え方
避難用リュックにすべてを詰め込もうとすると、重すぎて持ち出せなくなります。わが家の方針は「最低限で出る → 落ち着いたら自宅に戻って追加で持ち出す」。この考え方が正解かは分かりませんが、現実的に「持って走れる重さ」を優先しました。
家庭で備蓄しているもの
避難リュックとは別に、自宅で備蓄しているものがあります。
こちらは「避難せずに自宅で過ごす場合」を想定しています。
食料・水(10日分)
一般的には「3〜7日分」と言われています。
でも、もし南海トラフのような大規模災害が起きた場合、救援物資が本当に1週間で届くかは分からない。
慎重に考え、少し余裕を持たせて、10日分を目安にしています。
| 種類 | 備蓄内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 水 | 3年・5年・10年保存の水を併用 | 賞味期限を分散させ、ローリングストック時に一度に消費しきらないようにする |
| 主食 | アルファ化米(尾西食品等) | 水またはお湯で作れる。想像以上においしい。男性でも十分な量 |
| 主食 | 乾パン | 調理不要ですぐ食べられる |
| 補食 | えいようかん(井村屋) | 5年保存。小さくて高カロリー |
アルファ化米は種類が豊富で、わが家の子どもはわかめごはんとドライカレーが好きなので、この2つを少し多めに注文しています。非常時でも、子どもが好きな味があると安心です。
💡 水の賞味期限をずらして買う理由
すべて同じ保存期間の水を買うと、期限が来たとき一度にすべてを消費しなければなりません。
3年・5年・10年と分けることで、ローリングストックの負担を分散できます。
防災グッズ
●折りたたみヘルメット:オサメット
マンション暮らしで収納が限られているため、かさばらない折りたたみ式を選びました。
色が選べるので、子ども用はなるべく明るい色にしています。
●ポータブル電源:Jackery
停電対策として購入。楽天のセール時に安くなっていたタイミングで買いました。
スマホの充電、照明、扇風機など、最低限の電源を確保できます。
●非常用トイレ
断水になると、水洗トイレが使えなくなります。
凝固剤の粉を入れると固まり、そのままゴミとして処分できるタイプ。マンションのトイレにそのまま設置して使えます。
地味ですが、先日事故でマンションが断水&停電した時に、トイレは1階の共用を使用してくださいと言われ、階段で何度も昇り降りする大変さなどを考えたら、意外と優先順位は高いと思います。
マンション暮らしの収納方法
わが家はマンションなので、備蓄専用の倉庫はありません。
すべてウォークインクローゼットの一角に収納しています。
もともとこのスペースは私の服や荷物で埋まっていました。
備蓄を始めるにあたって、まず服を大幅に減らしてスペースを確保しました。
結果として、防災備蓄がきっかけで物を減らす意識が生まれ、自然とミニマリスト的な考え方が育ちました。備蓄が暮らし全体をスッキリさせたのは、予想外の副産物です。
配置としては、避難用リュックとスリッパだけは玄関近くに出してあります。
家庭用の備蓄品はクローゼット内に整理して収納。食料と水は手前に置いて、ローリングストックしやすいようにしています。
失敗したこと
備蓄を「完璧にやっている」とは言えません。
実際に失敗したことも書いておきます。
失敗①:賞味期限を切らしてしまった
備蓄食の賞味期限管理を怠り、気づいたら期限が切れていたことがあります。
対策:Googleスプレッドシートで全備蓄品の一覧と期限を管理。さらに、カレンダーアプリで期限の1ヶ月前に通知が来るようイベント登録しています。
失敗②:子どもの成長に備蓄が追いついていない
子どもの体格はどんどん変わります。ヘルメットのサイズ、必要な食事量、着替えのサイズ。半年前に用意したものが、もう合わなくなっている。
対策:現在、見直し中。子どもの成長に合わせて年に1回は備蓄内容を総点検する予定です。
備蓄は「一度買って終わり」ではなく、定期的にメンテナンスが必要です。
ここが一番面倒で、一番大切なところだと思います。
子どもと防災の話をする
備蓄を揃えることと同じくらい大事だと思っているのが、子どもと防災について話すことです。
私が住む地域では毎年9月に避難訓練があります。3月にも学校や保育園で防災の話をする機会があります。
子どもが帰ってくると、「今日、地震の練習したよ!」と報告してくれます。
「いかのおすし!」「おかしも!」
避難訓練で習ったフレーズを、家でも嬉しそうに教えてくれる。
こういう機会に、「お父さんはそのとき何をしてたの?」「地震が来たらどうする?」と、自然に話が広がります。
消防車が好きな子どもを防災フェアに連れていったこともあります。
消防車を間近で見たり、起震車で揺れを体験したり。
子どもにとっては「楽しいイベント」でも、そこで触れた経験は記憶に残っているようです。
防災を「怖いもの」としてではなく、「知っておくと安心なこと」として伝える。
普段の生活の中で、少しずつ話していくのが大事だと感じています。
まとめ|完璧じゃなくても、始めることに意味がある
わが家の備蓄は、正直まだ完璧ではありません。
賞味期限を切らしたり、子どもの成長に追いつけなかったり。
でも、「完璧にしてから始めよう」と思っていたら、いつまでも始められなかったと思います。
3.11のあと、「やらなきゃ」と思った。
子どもが生まれて、「この子を守りたい」と思った。
コロナ禍で、「日常はいつでも壊れる」と知った。
その気持ちがあるなら、まずは水を1ケース買うだけでいい。
えいようかんを1箱買っておくだけでいい。
小さく始めて、少しずつ足していく。
備蓄も、このブログで書いてきた資産形成や働き方と同じです。
完璧を目指すより、続けられる形で備えること。
それが、家族を守る心の利回りにもつながるのだと思っています。



コメント