- お金だけの人生設計に違和感を持つようになったきっかけ
- お金・時間・関係性の3つで考える人生設計
- 心の利回りを高める生き方とは何か
人生設計と聞くと、まずお金のことを考える人は多いと思います。
年収はいくら必要か。
老後資金はいくらいるか。
教育費はどのくらい見ておくべきか。
私も以前は、そう考えていました。 お金が多ければ多いほど、家族は幸せになれる。 その思いは、かなり強かったと思います。
でも、ある出来事をきっかけに、考え方が変わりました。
子どもの小学校の運動会に、行けなかったのです。
1年生で初めての運動会でした。 見に行きたかった。
でも、どうしても仕事を休めなかった。
その日の夜、帰宅してから子どもの話を聞きました。
楽しそうに話してくれましたが、自分がその場にいなかったことが、ずっと引っかかっていました。
家族のために働いているはずなのに、家族の大切な時間にそばにいられない。
そこに矛盾があると、初めてはっきり感じました。
今日は、「心の利回りを高める人生設計」というテーマで、今の自分が大切にしたい考え方を書いてみたいと思います。
以前の私は、お金が多いほど家族は幸せだと思っていた
以前の私は、家族の幸せを支えるものは経済力だと思っていました。
たくさん稼げること。 将来への不安を減らせること。
教育費や住宅費に困らないこと。 そのために、仕事を頑張ること。
それは間違いではないと思います。
実際、お金がなければ選べないことは増えますし、生活の不安は心の余裕を削っていきます。
そしてもうひとつ、自分の中には
「ひとつの会社で定年まで勤め上げることが正しい」
という価値観がありました。
転職は逃げではないか。 途中で辞めるのは無責任ではないか。
家族のためにも、安定した場所に居続けるべきではないか。
その考え方は、自分では疑ったこともありませんでした。
むしろ当たり前のことだと思っていました。
忙しくなって初めて、時間の価値に気づいた
異動で職場が変わり、以前よりも格段に忙しくなりました。
朝は子どもが起きる前に家を出て、夜は寝た後に帰る。
平日に子どもと会話する時間が、ほとんどなくなりました。
そうした日々が続く中で、子どもたちが「今日は早く帰ってこれる?」と聞くことが増えました。
その言葉を聞くたびに、胸が苦しくなりました。
帰りたい。でも、帰れない。
約束してあげたいけれど、できない。
家庭の空気にも影響が出ました。
共働きの中で、自分だけが忙しい雰囲気を出してしまっていたのだと思います。
妻のイライラが少しずつ溜まっていくのが分かりました。
それがぶつかり合いにつながったこともあります。
一番つらかったのは、子どもに厳しくあたってしまったことです。
自分に余裕がないときに、子どもの些細なことに声を荒げてしまった。
あとから後悔しても、言ってしまった言葉は消えません。
お金のために働いているはずなのに、家族との関係がすり減っていく。
この状態を続けて、人生の最後に何が残るのだろう。
そう考えるようになってから、時間の使い方そのものが人生の満足度を大きく左右すると感じるようになりました。
人生設計で大切なのは、お金・時間・関係性の3つだと思う
今の私は、人生設計を考えるときに、お金だけでなく、時間と人との関係性も一緒に見るようにしています。
お金は、暮らしを支える土台です。
時間は、人生そのものです。
人との関係性は、人生の満足度を大きく左右します。
この3つのどれかが欠けると、どこかで無理が出る気がしています。
お金はあるけれど、時間がない。
時間はあるけれど、生活が不安定すぎる。
お金も時間もあっても、家族関係がぎくしゃくしている。
どれか一つだけを最大化しても、人生全体としての納得感は高まりにくいのかもしれません。
だから私は、これからの人生設計では「何を一番増やすか」よりも、
「何を壊さずに守りたいか」
を大切にしたいと思っています。
投資や貯金は、心の利回りを守るための土台でもある
ここまで書くと、お金より時間や家族が大事だと言っているように見えるかもしれません。
でも実際には、時間や家族を大切にするためにも、ある程度のお金は必要です。
生活に余裕がなければ、心にも余裕は生まれにくいからです。
だから私は、投資や貯金を軽く考えているわけではありません。
むしろ、これからも続けていくつもりです。
ただ、その意味づけが少し変わりました。
以前は、お金を増やすこと自体が目的になりやすかった。
でも今は、お金は心の利回りを守るための土台だと考えています。
追い詰められた働き方しか選べない状態を避けるため。
家族との時間を守るため。
必要なときに立ち止まれるようにするため。
そう考えると、資産形成は単なる数字のゲームではありません。
人生の選択肢を増やすための準備なのだと思います。
心の利回りを高める人生設計とは何か
では、心の利回りを高める人生設計とは何か。
今の自分なりに言葉にするなら、それは
お金・時間・家族のバランスを取りながら、
自分が納得できる生き方をつくっていくこと
だと思います。
年収を最大化することでもありません。
資産額だけを追いかけることでもありません。
逆に、理想だけを語って現実を無視することでもありません。
現実の生活を支えながら、今の時間も未来の安心も大切にする。
家族との関係も、自分の働きがいも、どちらも簡単には諦めない。
そのために必要なお金は備えていく。
でも、お金のために人生のすべてを差し出さない。
そうした考え方が、今の私にとっての人生設計です。
まとめ
子どもの運動会に行けなかったあの日から、人生設計について考えることが増えました。
以前は、定年まで一つの会社で勤め上げることが正しいと信じていました。
でも今は、それが本当に自分にとっての正解なのか、疑問に思うようになっています。
このブログを始めて20記事になりました。
書いてきて感じるのは、自分がいかに昔の価値観のまま生きていたかということです。
お金を稼ぐことが最優先。会社を辞めないことが安定。その枠の中でしか考えられていなかった。
世の中では転職へのハードルは下がってきているように見えます。
でも、まだまだ同じような価値観の中で苦しんでいる人は多いのではないかとも感じています。
正解かどうかは、まだ分かりません。
それでも少なくとも今の私は、お金だけを追いかける人生設計ではなく、家族との時間も、自分の心の余白も、同じように大切にしていきたいと思っています。
それが、心の利回りを高める人生設計なのだと、今は信じています。





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