インデックス投資は意味があるのか|家族がいる会社員として続ける理由

この記事でわかること
  • インデックス投資が「意味ある」と感じる理由
  • 実際には普通に怖いと感じる理由
  • 家族がいる会社員が無理なく続けるための考え方

インデックス投資は意味があるのか。
新NISAが始まってから、この問いは以前よりずっと身近なものになりました。

気にはなる。でも、やはり怖い。

始めてみても、値下がりすると不安になる。
家族がいると、なおさら「本当に続けて大丈夫なのか」と迷うこともあると思います。

結論から言えば、私はインデックス投資には意味があると思っています。
ただし、それは「誰でも簡単にお金が増えるから」ではありません。

家族がいる会社員でも、無理のない形で将来への備えを続けやすい。

そして、お金の不安を少しやわらげ、働き方や生き方にわずかな余白をつくってくれる。
そこに、私なりの意味を感じています。


目次

投資を始めたきっかけは、見栄のようなものでした

正直に書くと、投資を始めた理由に立派なものはありませんでした。

社会人になって、「投資をしている自分」がなんとなくかっこよく思えたのです。
銀行に預けてもほとんど増えないし、少しくらい運用してみよう。
そのくらいの軽い気持ちで、個別株を買い始めました。

20代の頃のことです。 投資に回せたのは、なけなしの貯金50万円ほど。
遊びたい年頃のお金を「増やせるかもしれない」という期待に乗せた形でした。


上昇相場の中で、資金を半分にした

最初は少しだけ増えました。直感で買った銘柄なので、ただのビギナーズラックです。
しかしその時は、 「自分にはセンスがあるのかもしれない」と思いました。

でも、そこからが本当につらい時期でした。

相場全体は上がっているのに、買った瞬間から株価が下がる。
損切りしようとすると戻りそうな気がして持ち続け、結局もっと下がる。
逆に少し戻った瞬間に怖くなって売ると、その後さらに上がっていく。

気がついたとき、50万円が約25万円になっていました。

皆さんにとって、これが大きいか小さいか分かりませんが、
少なくとも稼ぎの少ない20代にとっては大きな打撃でした。

加えて、上昇相場の中で資金を半分にする。
これはかなりこたえます。
「相場が悪かったから」とすら言い訳ができない。
純粋に、自分のやり方がまずかったということだからです。

私はそこで、市場から一度完全に離れることにしました。


退場してから、ようやく「学ぶ」が始まった

投資をやめてからの方が、投資のことをよく考えました。

本を何冊も読みました。
特に、「ほったらかし投資術」に代表される、山崎元さんの著作が響きました。
「個人が市場に勝ち続けることは極めて難しい」というメッセージでした。

そしてある日、一冊の投資信託の入門書に出会いました。 2014年頃に読んだその本は、世界経済インデックスファンドを中心に、積立投資のしくみをわかりやすく説明してくれるものでした。

派手さはありません。 でも、個別株で自分のセンスのなさを痛感した後だったからこそ、その地味さに信頼を感じたのです。

市場全体に分散して投資する。 個別の銘柄を選ばない。
毎月決まった額を積み立てる。 短期で売買しない。

自分にはこれしかないな、と素直に思えました。


月1万円から始めた積立投資

とはいえ、一度痛い目を見た後で、もう一度市場に戻るのは怖いことでした。

だから、月1万円から始めました。 「これなら最悪ゼロになっても、生活は壊れない」。 そう思える金額からのスタートが、自分には必要でした。

最初の1年は、正直つらいことの方が多かったです。 積み立てた分がマイナスになる月も何度もありました。 「やっぱり意味がないんじゃないか」と、何度も思いました。
全然増えないじゃないか。と。

でも、個別株のときとは自分の中での受け止め方が少し違っていました。
「自分の判断ミスで減った」のではなく、「市場全体が一時的に下がっている」と思えたからです。

それだけで、気持ちのゆれ方がだいぶ違いました。


積み上がっても、「怖い」は消えない

積立を続けていくと、少しずつ評価額が大きくなっていきます。
現在は月7万円まで積立額を上げています。

ただ、金額が大きくなると、振れ幅も大きくなります。
相場が荒れた月には、1ヶ月分の給料に相当する額が一晩で消えることもあります。

証券アプリを開くのが怖い時期もありました。 開かなければ数字を見なくて済む。でも、見ないなら見ないで、じわじわと不安がやってくる。

あの感覚は、投資を続けた人にしかわからないものだと思います。


怖さを乗り越えられたのは、「仕組み」のおかげでした

それでも積立投資を続けてこられたのは、精神力が強かったからではありません。

生活防衛資金を別で確保して、「投資がゼロになっても、明日の生活は壊れない」という構造をつくったからです。

投資の不安は、投資の中だけでは解消できません。 生活全体の中で、自分がどれだけ安心できる足場をつくれるかにかかっています。

つまり、「意味があるかどうか」は、投資の成績だけでなく、「続けられる仕組みがあるかどうか」で決まる。 そう感じています。


インデックス投資は「正解」ではない。でも「納得できる選択」ではある

インデックス投資が万能だとは思っていません。

もっとリターンを求めるなら、別の手段もあるでしょう。
タイミングを計れる人には、もっと効率の良い方法があるのかもしれません。

でも私にとっては、
「自分のセンスのなさを受け入れたうえでたどり着いた方法」
であり、
「家族の生活を壊さずに続けられる方法」
でした。

投資に正解はないと思います。 けれど、「納得して続けられるかどうか」は、自分で選べます。

もし今、「インデックス投資って意味があるのかな」と迷っている方がいたら、私が言えることはひとつです。

意味があるかどうかは、数字だけでは決まりません。
自分の生活が壊れない形で、続けていけるかどうか。そこが出発点だと思います。

Ponchan
会社員・心の利回り研究所 所員
30代会社員、2児の父です。

家族との時間を大切にしながら、
会社に依存しすぎない人生を作れないか。
そんなことを考えながらブログを書いています。

テーマは
・家族
・働き方
・資産形成
・人生の満足度
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この記事を書いた人

30代会社員 / 2児の父

投資をきっかけに
「心の利回り」という考えにたどり着く。

家族を守りながら会社依存を減らす人生設計を模索中。
趣味はガジェットいじり、文房具収集

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