安心と心の利回り
子どもが生まれてから、
更にお金について考える機会が増えました。
生活費や教育費、
そして老後への備え。
家族がいると、
お金は単なる数字ではなく
安心のためのもの
という感覚が強くなります。
私が投資を始めたきっかけ
私が投資を始めたのは、
社会人になって2年目の頃でした。
職場の先輩が株をやっていて、
その話を聞いたのがきっかけです。
当時はリーマン・ショック、東日本大震災のあとで、
日経平均株価は10000円台。
世の中全体が、
どこか先行き不透明な空気の中にありました。
そんな中で
某スマホゲーム(指でパズルする先駆けのゲーム)の株が急騰したりしていて、
「これ買ったら儲かった」「これ買っとけばなぁ。」
という会話が職場内で、しばしばありました。
その様子を見て
「株って、そんな手っ取り早く儲かるのか」
「パチンコするより知的に見えそう」←カッコつけ
「自分もやってみよう」
と思ったのです。
最初の投資は失敗でした
なお当時の私は
投資についてほとんど知識がありませんでした。
今思えば、
かなりギャンブルに近い投資
だったと思います。
貯金の50万円ほどを使って、
個別株の売買を始めました。
結果は、
良いものではありませんでした。
上がると思って買った株は買った瞬間に下がり、
損切りして売った瞬間にV字回復。
そんなことが頻繁に起こり、
株価の上下に振り回され、
気がつけば資産は
半分以下になっていました。
そのとき私は
「自分には投資のセンスがない」
「こんなの怪しい人たちが稼ぐ怪しいギャンブルだ」
「やっぱりラクして稼ぐのは嘘。労働で稼ぐしか方法が無い」
今思えばかなり歪んだ考え方ですが、
当時は本気でそんなことを考え、
一度市場から離れることにしました。
投資信託との出会い
でも自分のお金を無駄にしてしまったのが、
悔しかったのでしょう。
それからしばらくして、
投資に関する本を読むようになりました。
そこで初めて知ったのが
投資信託
という仕組みでした。
個別株を自分で選ぶのではなく、
多くの企業に分散して投資する。
市場で、素人個人が丸腰で戦うよりも、
プロにお願いして資産を増やしてもらう
この考え方に共感したのが大きかったです。
さらにその中で出会ったのが
世界経済に投資する
インデックス投資
という考え方です。
世界中の市場全体に投資し、
長期で資産を育てていく。
その考え方を知ったとき、
「これなら自分にもできるかもしれない」
「世界に投資するなら、どこかがダメでもどこかがカバーしてくれそう」
と思いました。
積立投資を始める
それから私は、
少しずつ投資信託での積立投資を始めました。
大きく増やそうというよりも
銀行に預けても全然増えないし、
貯金が少し増えたらいいな
という感覚でした。
毎月少しずつ積み立てていく。
とても地味な方法ですが、
私にとっては
心が落ち着く投資
でした。
個別株をやっていた時は、
株価の値動きが気になり、仕事中もソワソワ。
でも投資信託にしてからあまりそのようなことはなくなりました。
(この感覚は個人差があるかもしれませんが…)
なお、積立て始めた時は、プラスになったりマイナスになったり。
それでも1年、2年と積み立てていくうえで、
プラスで安定してくるようになりました。
(これは相場が良かったこともあるかもしれません)
NISAという制度
その後、日本では
NISAという制度が始まりました。
投資の利益に税金がかからない制度です。
この制度ができたことで、
より長期投資を続けやすくなりました。
証券会社も楽天証券に変更し、
投資先も、いわゆる
オルカン(全世界株式)
などのインデックスファンドに
シンプルにまとめるようになりました。
これは複雑なことを辞めて、シンプルな形にしたことで、
資産だけではなく、「自分の時間」も守れるようになりました。
今は、
分散されたインデックス投資を
淡々と積み立てる。
そんな形で投資を続けています。
家族がいる人の資産形成
家族がいると、
資産形成の考え方も少し変わります。
大きく増やすことよりも、
安心を作ること
が大切になります。
そのために私が意識しているのは
まず
生活防衛資金
を準備することです。
収入が途絶えたとしても
しばらく生活できる資金。
私の場合は、
生活費の10ヶ月〜1年分
を目安にしています。
投資はそのあと
生活防衛資金を作りながら、
少しずつ投資を続ける。
そして生活防衛資金が
ある程度たまってきたら、
投資の積立額を
少しずつ増やしていく。
つまり
生活防衛資金
↓
積立投資
↓
徐々に増額
という流れです。
心の利回り
投資では
「利回り」
という言葉をよく使います。
どれくらいの資金を投じて
どれくらいのリターンが得られるのか。
とても分かりやすい指標です。
ですが私が資産形成をする理由は、
単にお金を増やすことだけではありません。
資産があることで
- 不安が減る
- 選択肢が増える
- 心の余裕が生まれる
そうした変化があります。
その結果、
人生の満足度が少し高くなる。
これが私の考える
心の利回り
です。
結論
投資を始めてから、
気がつけば15年ほどが経ちました。
その間に強く感じるようになったのは、
資産形成とは
「お金を増やすこと」
だけではないということです。
家族がいる人の資産形成は、
まず安心を作ること。
守りとしての生活防衛資金を準備し、
攻めとして、無理のない範囲で投資を続ける。
このバランスが大切と感じています。
そして長い時間をかけて
少しずつ資産を育てていく。
それが
家族と人生を守る資産形成
なのではないかと思っています。

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