夜、家族が寝静まったあと、今日一日の出来事を振り返る時間。
それが私にとっての研究の時間です。(カッコつけています)
以前の私は、その時間でさえ
「いかに効率よく働くか」
「どうすればもっと高く評価されるか」
という問いで頭がいっぱいでした。
「仕事を頑張ること」こそが、
家族を幸せにする唯一の正解だと信じていたからです。
しかし最近になってから、
働き方に対する考え方が少しずつ変わってきました。
もちろん、仕事そのものが嫌いになったわけではありません。
会社員として働くことの良さも、今では以前より分かるようになりました。
安定した収入があること。
社会とのつながりがあること。
仕事を通して、自分の世界が広がること。
そうした価値は、今でも大きいと思っています。
ただ、それとは別に、
父親になってからは
何を優先したいのか
が少しずつ変わってきました。
今日は、そのことを整理してみたいと思います。
以前は「仕事を頑張ること」が最優先だった
子どもが生まれる前の私は、
かなり素直に
「まずは仕事を頑張ることが大事だ」
と思っていました。
成果を出すこと。
評価されること。
収入を増やすこと。
自分なりに前へ進んでいる実感を持つこと。
そうしたものが、
働くうえでの大きな軸になっていました。
当時はそれでよかったのだと思います。
仕事に集中し、経験を積み、
自分の足場を作っていく時期でもありました。
でも、父親になってからは
その軸だけでは少し足りないように感じるようになりました。
子どもがいると、時間の意味が変わる
子どもが生まれてから強く感じるようになったのは、
時間には、あとから取り戻しにくいものがある
ということです。
仕事のチャンスは、また来るかもしれません。
収入は、あとから増やせる可能性もあります。
経験も、少し遠回りしながら積んでいくことはできるかもしれません。
でも、子どもの「今」は、
その時期にしかありません。
昨日までできなかったことが、
気がつけばできるようになっている。
話し方も、表情も、考え方も、
少しずつ変わっていく。
その変化はとても早くて、
だからこそ見逃したくないと思うようになりました。
以前は、
時間を「仕事にどれだけ使えるか」で見ていた気がします。
今はそれに加えて、
誰と、どんなふうに過ごすか
という視点が大きくなりました。
父親になって一番上にきたもの
父親になってから、
私の中で一番上にきたのは、
家族が安心して暮らせること
です。
ここでいう安心は、
お金だけのことではありません。
もちろん生活費は大事ですし、
教育費や将来への備えも必要です。
だから、働くこと自体を軽く考えているわけではありません。
でも、それと同じくらい
- 家の中の空気が張りつめていないこと
- 子どもと普通に話せる時間があること
- 親である自分が、壊れずにいられること
も大切だと感じるようになりました。
以前は
「仕事を頑張ることが、家族のためになる」
という一本の考え方で動いていました。
今はもう少し広く、
家族にとって本当に必要なのは何か
を考えるようになりました。
仕事の優先順位が下がったわけではない
ここは少し誤解されたくないところですが、
父親になったからといって、
仕事がどうでもよくなったわけではありません。
仕事には仕事の価値があります。
誰かの役に立てること。
責任を持ってやり切ること。
自分の力が通用したり、広がったりすること。
そうした充実感は、今でも大切です。
ただ、以前と違うのは、
仕事が人生の中心ではなくなった
ということかもしれません。
仕事は大切。
でも、それがすべてではない。
この感覚は、父親になってから
少しずつ育ってきたように思います。
無理を重ねることを、前向きだとは思わなくなった
以前の私は、
多少無理をしてでも頑張ることを
どこか前向きなことだと思っていました。
忙しいのは任されている証拠。
大変なのは成長のため。
踏ん張れば、いつか報われる。
そういう考え方は、
今でも完全には間違っていないと思います。
ただ、父親になってからは
それだけでは足りないと感じるようになりました。
無理を重ねた結果、
家族との時間がなくなる。
会話が減る。
自分の気持ちにも余裕がなくなる。
そこまでいくと、
それは前向きな努力というより、
大事なものを削っているだけかもしれません。
だから最近は、
頑張ることより、整えること
の方が大切な場面もあるのだと思っています。
今の私が大切にしたい順番
今の私の中では、
働き方の優先順位はおおよそこんな順番になっています。
- 家族の安心(家の中の空気、会話の時間)
- 自分の余白(無理をしすぎず、壊れないこと)
- 仕事のやりがい(社会とのつながり、役割)
- 収入や評価(少しずつの積み上げ)
以前は、
収入や評価がもっと上の方にありました。
でも今は、
それらは大切ではあっても、
一番上ではなくなりました。
この順番をノートに書き出して見た時、少しだけ楽になった気がしました。
そして働き方を考えるときの基準も少し変わりました。
「それは得か損か」
よりも、
「その働き方で、自分や家族は持続できるか」
を考えるようになっています。
資産形成も、優先順位を支える土台になる
ここで大きいのは、
資産形成が少しずつ進んできたことです。
お金があるから何でも解決する、
という話ではありません。
ただ、少しでも蓄えがあると、
「今すぐ答えを出さなくていい」
「焦って選ばなくていい」
という感覚が持てます。
この感覚は、
働き方の優先順位を守るうえで
とても大きいと思います。
家族を大切にしたい。
でも生活も守らなければならない。
その板挟みの中で、
少しでも落ち着いて考えられる余地があること。
それは、資産形成の大事な役割の一つだと感じています。
心の利回りという考え方
私は最近、
人生の時間からどれだけ満足を得られているか
を考えるようになりました。
仕事の充実。
家族との時間。
暮らしの安心。
自分で選べる感覚。
そうしたものを全部含めて考えたとき、
人生には
心の利回り
のようなものがあるのではないかと思っています。
父親になって変わったのは、
この利回りを高めるために
何を優先するかがはっきりしてきたことなのかもしれません。
結論
父親になってから、働き方そのものが変わったというより、
働く理由の並び順がかわったのだと思います。
仕事の価値が下がったわけではありません。
でも、家族との時間や、
自分が壊れずに働けることの大切さは、
以前よりずっと重くなりました。
今はまだ、そのバランスをうまく取れているとは言えません。
むしろ、模索している途中です。
それでも、
何を一番大切にしたいのか
が少し見えてきたことで、
働き方に対する考え方は確かに変わってきました。
これからも、
家族を守ること、
自分が無理をしすぎないこと、
それでも社会とのつながりを持って働くこと。
そのちょうどいい形を、
少しずつ探していきたいと思っています。

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